どこに住んでいてもどんな民族でも人の意見はひとりひとり違うと再確認できる本。
恥ずかしながら、この本をとるまでイスラエル・パレスチナの問題は、自分の外の世界で起こっているものという感じだった。しかし、自分と同世代の、今をいきる45人のインタビューを聞くと、なぜだか彼(女)が、自分の同志であるような気持ちになった。確かに、私には投石の経験もなければ、兵役の義務も課せられていないから、彼らの気持ちがすべて分かるわけではない。しかし、将来に対する考えや愛する人を思う気持ちなど、自分たちに共通するものが見えた。将来、もしかしたら彼らと友達になれるんじゃないか、と思った。 そして、本音で語り合えば、分かり合える日がくるんじゃないか、そんな気がした。 本のつくりもファッショナブルで、手に取りやすい。もちろん中身は目を覆いたくなるような写真もある。しかしそれを載せてあるところに、インタビューした一人ひとりの思いも本物だが、実際に起きている残酷な事実も本物なんだ、と自分の目で見た彼らのリアルライフをありのまま伝えようとしている著者の意志が読みとれる。 自分の身に引き寄せて考えさせられることが多い一冊だ。
正直な気持ちをはなそう
私は今年19になったばかりで、大学の授業で使う資料に、と思ってこの本を図書館で借りました。参考にしようと家で読んでみると、今まで自分に遠かった”戦争、宗教の争い、民族のぶつかり”が一気に私の目の前に現れ、真剣に悩むようになりました。自分と同じ位の年の子や、それよりも下の子が、生まれた土地、宗教、環境がちがうだけで、こんなにも考え方が違うのかと、本当に私は驚きました。この本を私と同じくらいの年の方に特に読んでいただきたいです。きっと毎日の生活が読んだ瞬間から変わります。
たちばな出版
まんが パレスチナ問題 (講談社現代新書) アラブとイスラエル―パレスチナ問題の構図 (講談社現代新書)
|